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手作り、自然にこだわり  

 

 

 

 

 

長岡京市

湯川周子さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「野菜の心を知る」とでも言うのかこの人ほど野菜と付き合うのが上手な人はいない。

「思ったことはなんでも挑戦してみたい。成功の秘訣は始めることとやめないこと」と言うのは長岡京市金ヶ原の湯川周子さん。

湯川家には代々続く自家製の白味噌がある。この家に嫁いできたときから今はなき義母に作り方を教わり今でも毎年正月の雑煮用として作っている。もちろん一〇〇パーセント手作りで臼と杵と熟成させるための壷だけを使う。材料の大豆も自分で作ったもので田んぼの畦で育てたもの。今年の二月読売テレビの「ドッチの料理ショー」でも紹介された。

今年湯川さんは地元小学校区の生涯学習テーマとして自分の味噌づくりをみんなに体験してもらおうと思い参加者募集を提案。早速三四名の応募があり自宅の畑を解放し六月に材料になる大豆の種まきから作業を開始した。途中の管理作業もし、十一月の収穫後は、自宅の土間で一連の作業を行い麹づくりから味噌作りをする予定。

「農業体験を出来るだけ多くの人に体験してもらい自然の大切さや環境保全を訴えようと思えば実際に畑の中で土いじりをして始めてわかってもらえること」と湯川さん。

 

長岡京市朝市グループの有志メンバー八人が協力し小菊栽培を始めた。そのリーダーをつとめる。朝市やJAの支店で盆花として販売するが始めて市場にも出荷する。

 

「最近は共同作業をしなくなったし近所同士でも人間関係が薄らいできた。いっしょに農作業をし、お茶を飲んで花を咲かす・・・個人がそれぞれ立派な花を咲かすより八人で咲かせた花に値打ちがある。人と花は心がかようもの。ただ咲かせばよいというものではない。そういう農業が大切」

 

竹炭づくりにも挑戦し成功。畑にすきこんだ。同時にとれた竹酢液は害虫駆除にも使い効果ありとのこと。原料の竹はたけのこの親竹を毎年伐採するのでそれを利用した。

 

米作りは半不耕起、元肥なし、レンゲと雑草をすき込んだだけで田植えをしたが藻も発生せず順調に生育中。「雑草も作物の応援団でじゃまものにはしない」という。

 

自然の恵みで作物が育つ環境に優しい農業を少しでも人々に伝えて行きたいという強い思いが届いたのか湯川さんの日常を農文協が現代農業一月〜十二月号の「わが家畑通信」に連載している。是非ともご覧いただきたい。   

(文章)JA京都中央  道尾利之

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