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Uターンして農業経営に参画 |
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大原野地区は、京都市の中心部から約十五q離れた西南部に位置し、西は亀岡市、大阪府と接しています。 当地には西国三十三ヶ所巡りの二〇番札所として知られる「善峰寺」、花の寺として有名な「勝持寺」、平安初期の歌人で六歌仙のひとり、在原業平が晩年を過ごしたと伝えられる「十輪寺」など歴史を感じさせる旧跡が数多く残されています。
昭和五六年から六三年の新農業構造改善事業の実施により、圃場整備、野菜集出荷施設、ライスセンターなどが整備され、これを契機に農地の高度利用、地域特産物の生産振興とともに水稲育苗、野菜育苗、堆肥センター、ライスセンターなどの総合的な営農センターの設置により、稲作の合理化、担い手組織として農作業受託組合の育成を推進しています。 大原野地区の主な農産物は、水稲、たけのこ、ナス、ホウレン草、みず菜などで、生産農家は約二六〇戸あります。 西京区大原野北春日町の斎藤隆男さんは、四年前に長年勤めた西陣のきもの染色(黒染)会社を退職し、サラリーマン時代の経営感覚を生かして、父の長次さん、母の美代子さん、の営む農業経営に妻の幸路さんと参画することになった専業農家です。 大原野地区の気候は比較的温暖でナス栽培などには最適とされ、当地で栽培されたナスは風味もよく、色も鮮やかな紫紺色で大変評判もよいことから、栽培農家も多く、隆男さんもナス一五アール、他に水稲四四アール、軟弱野菜五〇アール、たけのこ四〇アールを栽培し、京都の市場へ出荷しています。 手間のかかるたけのこ栽培 たけのこは、十月から十二月にかけて親竹の更新のための伐採、敷き藁、土入れ作業の重労働作業など、一年間を通して労力を要し、手間のかかる作業の繰り返しにより、毎年良質なたけのこを収穫しています。当地区のたけのこは、地方からの発注、引き合いも多く地方発送などもJA京都中央大原野支店を通じて行っています。 隆男さんは、大原野農作業受託組合に加入され、今年は秋作業を行いましたが、年間を通じて、収穫、出荷作業と多忙な毎日を送っておられます。 一番困ることは、「思うように休日が取れないことと、年間を通して収穫ができるように、播種作業を行っているが、露地栽培のため天候に左右され、収穫が重なってしまうことが苦労だと」話されますが、「生産者にとって収穫の喜びを肌で感じる時が栽培農家にとって一番楽しい時」とも話されます。 輸入野菜などが残留農薬などで新聞紙面を賑わしておりますが、隆男さんは、常に低農薬栽培を実践され、野菜のもつ旬を大切にし、消費者に喜んでもらえるような環境にやさしい安全、安心でより品質の高いものを安定して出荷したいと頑張っておられます。
土入れ間近のたけのこ畑 |
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