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こだわり農法で安心、安全栽培
伏見区竹田七瀬川町      村上彰さん
JA京都中央洛南支店管内の七瀬川地区は、東に竹田街道、西に京都高速道路(建設中)や国道一号線、名神高速道路南インターチエンジなど、道路網の整備が進み交通の便が大変よくなっております。それに伴って開発も進み、農地は減少の一途をたどり、小椋池に出作を余儀なくされている農家も多いと聞きます。
そう言った環境下で、今回紹介する村上彰さんは、大学を卒業後、七年間コンピュータ関係の仕事をされていましたが、昨年の十月から父の正一郎さん、母の喜代子さんの後継者として就農するため、長年勤めた会社を退職されました。
就農して半年ですが、彰さんは、両親の行うこだわりを持った農法を継承し、エコファーマーの申請もされており、まもなく認可される予定となっております。
村上さんが生産する農産物は、春キャベツ、ほうれん草、九条ネギなどが主体となっています。
      こだわり農業を継承した彰さん

自家製肥料でこだわり農法実践

血圧やコレステロールの調整効果

また、栽培方法にこだわりを持ち、キチン・キトサン入りEM有機肥料(ぼかし)を独自で製造し、使用されています。
(ぼかし)は原料の米ぬか・油かす・魚粉・骨粉・カニガラ(キチンキトサン)を混ぜ、EM菌(有効微生物群、生ゴミなども分解)によって乳酸発酵させたEM有機肥料です。
キチン・キトサンはカニやエビの甲羅などから抽出される成分で、甲殻にはキチン・タンパク質・炭酸カルシュウムなどの成分が含まれますが、キトサンについては、一般的に希塩酸でカルシュウムを除去、苛性ソーダーでタンパク質を除去、さらに脱アセチル化を行うといった化学処理によって造り出されています。
有用性については、血圧やコレステロールの調整や食物繊維の働きで、腸内有用菌の増殖、自律神経の調節などが確認されています。

           圃場で中耕作業中のみなさん
自家製肥料一トン散布

そんな環境に優しいキチン・キトサン入り有機肥料(ぼかし)を村上さんは、十アール当たり約一トンを投入する。「ぼかし」を使用して栽培されたほうれん草、キャベツ、ナスは京都の市場へ出荷されていますが、特にナス栽培には、ピートモスとぼかしを元肥に使用。実ったナスは、色艶も良く、皮もやわらかくて評判も大変良いという。村上さんは常に減化学肥料、減農薬に心がけており、環境にやさしい安心で安全な新鮮野菜の生産を手がけ、消費者に届けたいと頑張っておられます。
農業についての苦労や将来の抱負についてお聞きしました。村上さんは、病害虫の発生には大変気を使っておられますが、減農薬で栽培されるため、作物に害虫が付きやすく、作物を廃棄することもあるとか。「一番の悩みは手間暇かけて造った作物を放棄しなければならないときと、キチン・キトサン入り有機肥料の製造は、うまく発酵させられかと言うのが条件となるので、作業に大変な手間が入り苦労だが、ウイスキーみたいな臭いがしたときは発酵がうまくいった証拠で苦労も喜びに変わる。」と話され、「将来は、大変難しい面もあるが、虫の忌避剤が開発されているので導入。栽培方法にも磨きをかけ、消費者に喜んでもらえるような環境にやさしい、限りなく自然栽培に近い完璧な無農薬栽培を行い、安定収入につなげて行きたい」と話される村上さんでした。
村上さんのお家では、月に米袋(三十s)二十袋くらいの米ぬかを使い、キチン・キトサン入りEM有機肥料の製造がこれからも続きます。
                                                                                                          村上さん自慢の「ぼかし」

        出荷まじかのほうれんそう
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