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花とともに 向島支店管内
伏見区向島は、近年都市化とともに宅地開発が進められたが、同時に農地も確保され整然と区画整理された所々に何棟かの鉄骨ハウスが点在する。そこに原田勲さんが花壇苗を生産する鉄骨ハウスがある。 原田さんは奥さんの伸子さんと去年就農した息子の亮平さんの親子で花壇苗を生産する農家。30年前に就農した当時は1.5ヘクタールの水稲生産農家だったが先を見越して露地栽培のスプレー菊などの花きづくりをスタートさせた。1983年にはパイプハウスを導入。同時に電照菊・宿根カスミソウなどの生産に切り替え、1991年に鉄骨ハウス二棟を新設し鉢花と花壇苗の生産に切り替えた。現在は合計1460uで高品質の花壇苗を年間三十万ポッド生産する。 メインはパンジー・ベゴニア。京都・大阪の花き市場に出荷する。 栽培のポイントは管理面と独自の育苗土づくり。 朝、ハウスへ着くと、まず換気と水やり。潅水装置は使わず手作業で行うことで花の表情を毎朝見る。土づくりは有機物主体でJA京都中央が製造する堆肥「JA活緑」と籾殻薫炭を使用する。「安くて使いやすい。一ポット二円でいける。花の持ちも良い」と原田さんは言う。吊るしておくだけで害虫捕獲する資材を使い、減農薬にも努めている。 「今は花が安くなった。量でカバーしたいが栽培面積が限られている。高く売れるような新しい品種も時々試験栽培している」と意欲的。また、息子の亮平さんにも栽培技術が早くマスター出来る様期待をかけている。 「農業の中でも花づくりはきれいで色々な種類が楽しめる。趣味の延長線でも仕事が出来る」と余裕も見せる。 原田さんは、地元向島花き部部長・京都市花き生産者連絡協議会会長はじめ京都府花き生産組合連合会鉢物部会長を努め、会議・イベントなど多忙な毎日を過ごしている。 |