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菊のトピアリー 向日市森本町 清水幸雄さん 佑子さん |
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向日市は、京都盆地の西南部に位置し、三方を京都市と接しています。 市域面積767平方キロメートルの西日本一のコンパクトな都市となっています。 主なイベントは、四月のさくらまつり、十一月の大極殿祭、向日市まつりがあります。 主な特産物は、水稲、ナス、野菜苗、懸崖菊、ポインセチア、などとなっていますが、たけのこの品質は日本一とされ、時期には全国各地へ発送されています。 今回、紹介する森本地区は向日市の東部にあり京都市と隣接しております。また、懸崖などの菊作りが盛んに行われているところですが、ここ最近、都市化が急速に進み、人口の増加などに伴い公共の施設や住居が建設され、近年は農地が減少の一途をたどっております。 そんな中で、清水園芸を継承する清水幸雄さんは、昭和56年4月、府立大学を卒業後、お父さんの尚史さん、お母さんのトシエさんの経営される清水園芸の後継者として就農されてから22年になります。 現在は幸雄さん、佑子さん夫婦とご両親の尚史さん、トシエさん夫婦で作業に取り組まれています。
環境に配慮した土つくり 20年間同じほ場(46アール)で栽培されているため、連作障害などが懸念され、以前から馬糞などを投入して土壌改良を行ってきたが、住宅街に囲まれ共存が難しくなってきたため頭を痛める事も多く、環境などに配慮して、農薬などは極力減らし、数年前から街路樹の選定枝を利用した、臭気の少ない環境にやさしいJA京都中央が製造するたい肥(活緑)に切りかえ使用されています。 清水園芸のほ場では、冬から春にかけて、ナスやトマトなどの苗作りがパイプハウスで盛んに行われています。年間約、40万ポットの苗を生産され、乙訓管内は勿論のこと、他府県の野菜生産農家などへも出荷されています。 野菜苗の出荷が終わると、夏から秋には、懸崖菊や菊のトピアリーなどの制作が本格的に行われます。 トピアリーを初めて12年 トピアリーの歴史は古く、古代ローマ時代までさかのぼる事ができますが、奴隷の庭師が生垣に主人と自分のイニシャルを刈り込んだのが最初と言われています。 これらは職人技を駆使して、何年もかけて幾何学的な形に樹木を刈り込んでつくりあげ、その美しさから今では世界中の愛好者の間に広がっています。 近年では、フレーム等を使ったトピアリーの技術が開発され、短時間で作れるようになり、欧米では一般家庭でも楽しんでいるそうです。 清水園芸では、千葉県(浦安)にある有名テーマパークからの発注で、キャラクターやハンギングボール、ローソク、スパイラル、トランプのハートやクローバーなどのトピアリーも手掛けています。作り初めて約、12年になるそうですが、菊のトピアリーは、樹木のように何度も刈り込んで形を修正できないのと、つぼみが揃って付かないといけないので大変だそうです。花咲くトピアリーはあまり作られていないそうですが、幸雄さん夫婦は花咲くトピアリーにチャレジされています。 これら、すべて幸雄さん夫婦の共同作業で制作されています。佑子さんは「マニュアルがないので、全て自分達で考えてやっていますが、他の菊にくらべ、手間が三倍から四倍くらい掛かるので大変です。」と話されます。この他に8年前から佑子さんは、白鳥や蝶などの大型のオリジナルトピアリーを作り、向日市の菊花展に毎年新しい物を出品、賞を得てこられました。それらは、新商品として制作、販売され、新しい装飾としてあちこちからの注文も増えてきています。 バラエティーに富んだ商品づくり 「従来からの懸崖菊もまだまだ需要が多いので大切に残しつつ、他所にない人目を引くような新しい商品も常に開発して行きたい。大きいものから小さいものまで、幅広いニーズに合わせた菊作りを展開して、菊の良さをもっと多くの人に知ってもらいたい」と幸雄さん夫婦はバラエティーに富んだ商品作りに意欲を燃やしておられます。 自慢出来る商品作りに チャレンジ 就農して楽しいこと、将来の抱負についてお聞きしました。 「これは、清水園芸でしか出来ないだろうと言われるような新しいことにチャレンジしている時が一番楽しい時。テーマパークの仕事も、オリジナルトピアリーの制作もどちらも手間がかかる上、なかなか思い通りにはいきませんが反省を繰り返しながらもずっと続けて行きたいし、自分達を発揮できるやりがいのある仕事だと感じています。」と幸雄さん夫婦にこれからの思いについて語っていただきました。 |
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