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ふれあい(JAだより)31号

7月号の表紙写真

伝承される

 大原ちりめん赤紫蘇

 

山紫水明の里で知られている大原は、「平家物語」の舞台でもあり、三千院や寂光院など歴史的な観光の名所として尋ねる人も多く、四季を通じて大変な賑わいを見せている。

今の時期は紫蘇畑が方々に点在し、自然と調和して山里らしい雰囲気を漂わしている。   

左京区大原上野町にお住まいの前川文恵さん(右側)は、そういった環境の中、代々伝承されてきた秘伝のしば漬を製造されている。

大原地域で栽培される紫蘇は、葉のふちがギザギザで、表面に独特のちじみがあるところから「ちりめん赤紫蘇」と呼ばれ、前川さんは百二十aを栽培する。三月に種を蒔き五月中旬頃に定植。七月下旬頃から紫蘇を刈り取り、その日の内に新鮮なまま漬け込む。「でも、夏場の草むしり、害虫駆除など大変ですが、手間を掛ければ掛けるほど良質のしば漬になる」と前川さんは話す。

前川さんは、周年の作業を地元の女性に応援をお願いされているが、その一人の藤井孝子さん(左側)は十一年前からのベテランで、話によると「大原の澄みきった空気の中で育った紫蘇で作るしば漬けは、美味しいですよ」と言葉軽やかに話されていた。

 

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